マンダレイ
最近、何か疾患にかかったんじゃねえか?ってぐらい映画を観まくっていますが、これ、web制作作業中の映画鑑賞が、意外と集中力を高めることに気付いたからなんすよ。でもねー、前々から観たかったこの「マンダレイ」は、一言一句逃せないから、まったく作業にはむかなかったっすねー。じっくり鑑賞してしまった。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: DVD
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前作よりも、エンターテイメントとしては若干強度に欠けるが、テーマ性では引けをとらない、非常に面白い作品。
明確に、「アメリカの民主主義」に対する疑義の提出がなされてるんですが、そこで思考停止してしまうのは大変惜しいと思うなあ。これは実に、「正義」に対する有効な議論でもあるし、勿論「差別問題」に対するものでもある。「ドッグヴィル」から引き続き、普遍性のあるテーマだと思います。
能天気な話すると、初っ端から正義という名の独善を振りかざす(しかし徹底的に「善人」として描かれる)主人公を、二コール・キッドマンから引き継いで演じるのは、かのロン・ハワードの娘、ブライス・ダラス・ハワード。この人、写真で見る限り、ごっつくて全然魅力を感じなかったんだが、動いているのを見ると非常に可愛いね。気になった諸氏は、是非とも近影を見ないで欲しい。