T氏に捧ぐ…

新宿の中華料理屋で久しぶりにT氏と呑んだ。予想通り、仕事〜WEB〜音楽の話に華を咲かせて、楽しい時間だったのですが、最近きちんと90年代後半〜現在までの音楽を追えていないとの事でしたので、きつ〜〜〜く説教をかまし、口から餃子とカシューナッツをまき散らしながら熱弁を振るったわけです。

R.E.M. / Supernatural Superserious

R.E.M.の新作は滅茶苦茶良いんだけど、2chでの評価は散々で、彼奴らのご贔屓は未だに「Automatic for the People」。まあ、あれはあれで時代を代表する名盤なんだけど、R.E.M.はきちんと自身をアップデートしているのが凄い。マイルストーン的な良盤が、この最新作「Accelate」と、三人組になってから初のアルバム「Up」ですね。「Up」も日本では恐ろしく評判が悪いけど、あんなに美しいアルバムはなかなか無い。

Accelerate

Accelerate

アップ

アップ

Pavement / Brighten the Corners

Brighten the Corners: Nicene Creedence Edition

Brighten the Corners: Nicene Creedence Edition

この件に関しては、こちらを参照ください。シングルから何から、屑みたいな曲まで全部入っていて敷居は高いのですが、pavementファンは、これまでのデラックス版同様、マストでしょう!

あと、カバーするなら、この「Greenlander」って曲でも良いような気がした。一つの完成系ですよね、この曲は。


Skeletons / Money

Warszawaで最近聞いてグッと来たバンド。tomlab盤は、動画のような直球と変化球が交互に迫り来る血気盛んな曲から、実にオーセンティックなポップソングまで、起伏に激しいのにその実聞きやすいという、ちょっとした奇跡のようなアルバムでお気に入りっす。ファンクとか、あとユーロプログレっぽい、捻ったメロディが聞けるんだけど、ポップな受け皿にきちんと落とし込んでいるのが技アリって感じ。

Money

Money

Joan of Arc

とりあえずpavement以降のアメリカインディーズシーンを語る上で、彼らの事は外せない、と思っています。動画の曲も収録された最新アルバムも、ようやく盛り返した感があって非常に良かったけど、やっぱり、Live in Chicagoから聴いて欲しいっすね。(最新作のPVが、なんでまたLive in Chicagoのジャケで見せた「Weekend」のビデオなんだろうか??)

Live in Chicago 1999

Live in Chicago 1999

あと、弟のやってるOwenも良い、というのはファンの間では常識。JOA初来日の時は、アンコールでOasisのWonderwall歌ってた、人の良い弟。この曲、お気に入りの一曲でした。サードアルバムの曲だっけ?

I Do Perceive

I Do Perceive

Animal Collective

Feels (Dig)

Feels (Dig)

では、あの当時のようなインディーズっぽい立ち位置のバンドって何かと問われれば、「Animal Collective」と即答しますよね。

狂ったフォークソングのごとく猛り叫んで疾走したかと思ったら、深く音の沼に沈み込んだり、唐突にエレクトロだったりと、とにかく忙しいバンドですが、一貫して80sのポップミュージックが持っていたような焦燥感とダルな感覚に満ちあふれた楽曲には、キッズも踊らされているというわけです。この人たち、Carolinerファンだから良いよね。

Sung Tongs

Sung Tongs

つーか、新曲、滅茶苦茶良いですね…。イントロでカシスオレンジ三杯はいける。

http://www.myspace.com/animalcollectivetheband

という感じで、話題に出したバンドを並べてみる第一回。ここに挙げたの、なんだかんだで何度も書いてるバンドだから、いずれしっかりと書き切って、全部そこ参照で行きたいと思っています。何度も何度も、同じ事やってる気がする。寝る。