ジョンのサンを観に、早稲田の学祭へ。

自分の大学の学祭は活気が無い、都の大学は違うど、女の子は可愛いし、という情報を、筑波にいる五年間絶えず聞かされていたので、どんなもんかいなと思って楽しみにライジングサンしたのですが、結論、逆に人多すぎ。人が多いだけじゃなくて、敷地が狭いので、人口密度低すぎ。すぐに萎えました。(可愛い子多すぎ)

ひっさびさに観る教室ライブで、ジョンのサン。ベストマッチな組み合わせでした。「ハワイの思い出」「父からのアドバイス」等々、もう口ずさめる美しいメロディを、永遠に続く試行錯誤のごとくたどたどしく紡ぐ様に、「いやー真剣だなー」と嘆息する始末。

初めてライブを観るmon画伯は、「ジョンのサンは全員草食っぽくて、お客さんのうち肉食っぽい人はすぐに退席した」という興味深い感想を、データを交えながら教えてくれて為になった。確かに、そんな気がする。

ジョンのサン / 体育館

終了後、楽しみにしていた彼らのニューアルバム「体育館」を購入。

ライブで何度も耳にしていた曲の数々を、いよいよ自宅にいながらにして聞けるのだな…と、音盤の生まれ出ずる太古の昔を追体験したような感動を胸に再生。

個人的には初めてジョンのサンに触れた瞬間でもあった一曲目「革命」から、奇妙な疾走感に心奪われる「父からのアドバイス」、朴訥ながら歌詞に引っかけられる「宇宙戦争」等々、asuna君のちょっかいにより前作よりも音に彩りが増してはいるものの、拙いが故にグッと来るアルバムでした。

今作のメイントラックと言っても良い、出色の「高い家具」は、ボリス・ヴィアン的なシュルレアリスティックな歌詞と、卓越したストーリーテーリングが、「まあやってしまえ」的な演奏で大事故を起こしている様を、丁寧に記録した楽曲で、これだけでも皆聞けばいいのに、と思った。肉食の人も是非。

(でも、個人的には、ド名曲「オールドスクール」の録音は残念な出来だったなあ。それさえ決まってれば、言う事なしだったのだが。残念。websiteも消えて、過去のライブ音源も聴けない様だし。)