イキガミ
イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 間瀬元朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: コミック
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イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (2) (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 間瀬元朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/04/05
- メディア: コミック
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もう、全然漫画読まない系の人間なんですが、至るところでその星新一的プロットの醸しだす面白そうな雰囲気を喧伝されてきて、正直「これは絶対面白いだろうなあ…」と思っていたんですが、いよいよブックオフで1〜2巻をゲット。そしたら案の定面白くて、三回ぐらい読んでから、耐え切れずに三巻を購入。四五巻が無かったから、今のところここまで。
- 作者: 間瀬元朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/12/28
- メディア: コミック
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いや、「国策で1000人に一人が18〜24歳の間に殺される。その死亡予告書を届けに行く配達人を中心に描く人間ドラマ」が、面白くないわけがない。プロット勝ち。大体一巻につき、二人分のエピソードを収録していて、それぞれの事情が丁寧に描かれてる。短い描写になるので当然人間を描ききれるわけがなく、ダイジェスト的な描写になるんだけど、それでもきちんと勘所を掴んだ描写が続いて、こちらもグッと引き込まれるわけ。
これ、どうするんだろうなあ。美味しんぼ的に長尺化大河ドラマ化していくのか、それとも(一応主人公であるところの)配達員の成長を軸に、ドラマを一気に展開させるのか。まだ全然読めないので、楽しみです。
それにしてもアマゾンレビューでは酷評と、意味の無い絶賛に溢れてて、全く参考にならないなあ。
一つ思うのは、SFの設定を、「この設定はありえないからナシ」としてしまう人は、色んなモノを損してるよね。SFなんて、その突拍子も無い発想に乗っかってから初めてお楽しみが始まるのに。乗っかった上で裏切ってくる作品はこの限りではないけど、せめて前提には乗っかっていくのが、面白がりストの最低のマナーだし、それを遵守しないと世界のSFの半分は死んじゃうから、非常に勿体無いですよね。