母なる証明

観たよ!渋谷シネマライズで!

ポン・ジュノ監督作品は初。画もストーリーも70年代の日活映画のようなギラギラした質感を持っているが、かろうじて既視感がある感じをつなぎあわせればそうなるってだけの話で、やはり説明し尽くせぬ魅力を持った映画。韓国という国の持っている魅力なのかもしれない。世界標準に背伸びしている、チグハグな世界観。あと、ウォン・ビンの怪演も気になった。韓国映画界って今までほとんど観ていませんでしたが、ひょっとして凄いことになってるの?と、一本観ただけで感じさせられる、じっとりとした素晴らしい作品。俄然深追いしたい気分。

あの●●が○○の写真を何故持っていたかというのが気になりましたが、そんな疑問点も空想を膨らませれば、どんよりとした無双空間に引き込まれてしまうからな。不思議な映画だ。