変態“ピ”エロ

古巣にて、compueditさんと鑑賞(と言っても、俺が遅れていったせいで、終演までどこにいるのか全く分からず)。たまたまサイトを観ていて、そそられてしまった映画なんですが、これも凄く良かった。

ホドロフスキーとリンチとミヒャエル・ハネケを足して二乗してしまったみたいな、非常に馬鹿な映画なんですが、メタフィクションにメタフィクションを天丼して、9階から突き落としてしまったような、複雑骨折必至のスタイルのせいで、「これはさぞかし難解な映画なのだろう」と観客を過剰に身構えさせておいて、実はフランス人の冴えないしかしフルスロットルの冗談が炸裂してしまったような凄まじいテンションが、結局着地しないままのフィニッシュまで怒濤のように押し寄せてきて、不覚にも感動してしまった。

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