放送禁止

昨日の夜中、放送していたのをたまたま見つけ、そのまま今朝からyoutubeで全話一気に。すげー面白かった。

元々、4話目の隣人トラブルの回を、それこそ「遭遇」する形で観てしまって、非常に興奮したので、今回も勿論フィクション〜モキュメンタリーということは重々承知の上でもやはり「遭遇」のドキドキ感が味わえたので大変良かった。

今回は第六回目。DVに悩む妻が、いじめ問題を取り扱っているフリージャーナリストに相談を持ちかけて始まるドキュメンタリー。ブレアウィッチ以降のドキュフィクションを想起していただければ、容易に想像がつくかと思います。監視カメラに映し出される映像やインタビュー映像等、そこにはどうでもいい日常から衝撃的な事件まで、様々な画が映し出されているのですが、よーく注意して観ていくと色んな伏線が張ってあって非常に面白い。僕は今回、辿り着いたと思っていた真実は、ネットで見る限り氷山の一角で、20%も見えていなかった。(しかも今回のエピソードは、秋に公開される映画に繋がっていくみたいで、非常に興味深い)

ドキュフィクションとしては致命的な登場人物の演技力不足も、実は伏線なんではないかなんて言われていたりして、何が真実だかよく判らなくなってくる、一見シンプルで子供だましの構造の中に、きちんとパズルを組み込んでくるその手法はなかなかだなあと思います。「良く出来てる」感がいまいち薄いのは、どうやらフールプルーフだったりして、なんか変なところ萎縮せずにガンガン本気モードで作って欲しいなあとか思ったりもします。