聖火リレー

雨降り、風も強く、寒い長野駅前を、赤い旗、赤い服を着た中国人達が埋め尽くしていました。チベット支持者達が「フリーチベット」「ジェノサイド」などと連呼すれば、隣を通り過ぎる中国人が「加油(頑張れって意味らしい)」で応酬するわけ。でも、笑顔。なんか、すっごく能天気でした。

やる気もない様子で、小さな申し訳程度の旗を振る人もいたり、やはり「動かされている」感は否めない。その極端な例が、集団心理に動かされた暴動の部分にあったりするわけで、そのダイナミズムに深く心を動かされたなあ。動いたのは「怖い」って感情でした。

ゴール手前では、中国旗が沿道を真っ赤に覆い、片や道路を挟んで向こう側では、虐殺されたチベット僧の写真を掲げた人権活動家達が拡声器で、「中国人は日本から出て行け」と、どさくさにまぎれて明後日の主張。本当に、普通の感覚の日本人の居場所が無い、そんな印象を受けました。

詳しいレビューと写真は、ripping yardにポストします。