久しぶりに観たOwllightsとか

色々と書きたいことはあるのだが…。

まあ取り急ぎ、観たライブのことを書こう。1/13に西荻窪flatで行われたOwllights主催のライブを観てきたのです。このflatって、リンキーディンクが新しく始めたライブハウス(というか、中を観たら、リンキーディンクの貸しスタジオの一つを改造して、ライブ会場にしたみたいな感じ)。確かに練習スタジオみたいな雰囲気だけど、音は特に問題なかったし、居心地は悪くなかったのであれはアリかなあ。天才ゴガちゃんのライブには見事に遅れ、ラスト一曲しか観れなかったのは、偏に立地のせいと言えるので、その点が難と言えば難か。

それにしても倉本君@アゴーレーカルキンのライブはビックリした。久しぶりにあんなに完成度の高いソロライブを観たなあ、とかなり満足。本人にも無用な熱弁を振るったが、フリージャズっていうものが生まれた背景には、ああいうモチベーションがあるんだと思うなあ。アゴーレーというバンド本体でも出来ていない、ある種のエモーショナルな領域に達していた、そんな素晴らしいライブ。ヒップホップのタイトな高揚感、フォークミュージックの湿った美しさも内包した滑稽さが、会場を包み込んで、ゲシュタルト崩壊を誘発した。

Bandlessも前回観たときよりも良いバランスで良かった。なんか、挟まれてしまって、言及しづらいのが心許ないけど、でも良かった。

ドラムが代わってから初めて観るowllights。最初の二曲を三人ヴァージョンで、後半を四人で。新しいドラムの女の子はとても楽しそうにドラムを叩く人。異常にスキルの高い前任者の後で、比較されて結構きついのかなと思ったんだけど、スキルには問題ないし、女性のドラムっていうのはそれだけで柔らかさがあるので、男性には出せない良さがある。なんとなく安心。

楽曲の出来にはバラツキはあるけれども、バンドの状態は音楽的にヘルシーなようで、またしばらく観るのが楽しみになってきましたね。宮永さんはパフォーマーとして最高のコンディションを維持し続けているので、前よりも早いペースで、今の布陣にしか出せない音を出してくるんじゃないかなーと期待してます。