dean roberts / and the black moths play the grand cinema

Black Moths Play the Grand Cinema

Black Moths Play the Grand Cinema

staubgold盤紹介、第2夜。ディーン・ロバーツっす!

タワレコ周辺人物としても有名なディーン・ロバーツが、2000年にミルプラトーから発表したアルバムの再発盤(というか、EFAの倒産絡みのドタバタなのかしら、全く関係ない可能性も)。参加アーティストが、ティム・バーンズ、MVら、モロにタワレコ界隈なので、アメリカ時代のものなんでしょう。その後ウィーンかどこかに移住したはず。

移住後の作品「Be Mine Tonight」は既に聴いていたんですが、この「and the black moths play the grand cinema」はそれよりも僕好みで、インストにグリッチノイズが被さって来る波のような展開に身を委ねていると、いつの間にかミニマルなドローンになっていた…という悪夢のような構造の音楽で、P.G.Sixの傑作「Well of Memory」に近い組み立てですね。

「気が付くといつの間にかどこかへ…」、音のグレートジャーニーが止められないあなたには是非。