ハイテンション

これは今日観た。色々なご意見、ご感想はおありかと思いますが、俺はあえて言いたい。「これは傑作だ…」と。

悪魔のいけにえ」ライクなゴアムービーは山ほどあれど、ここまでフルスロットルで「正体不明の犯罪者が追ってくる」という、シンプルな理不尽を一点の曇りもないままに描ききっているという点だけで、この監督の才気は評価出来る!その為には多少話の整合性が取れなくても構わない、前に進め!と号令一喝出来るその剛胆さは、今後芽をふくだろうと思う。ただし、その整合性の取れなさが半端ないので、苦笑しながら、まあいいや、良い線行ってたから次頑張れ、と言いたい。

で、この監督の次作「ヒルズ・ハブ・アイズ」を観る為に、とりあえず元作品である「サランドラ」も観ておいた。準備万端。芽はふいたかな?

これはもう特殊メイク(「ハイテンション」と同じ巨匠ジャネット・デ・ロッシ)とエンディングの酷さに尽きる!ほぼ同時期同様のテーマを扱っているにも関わらず、「悪魔のいけにえ」とはかなり趣が異なる事を鑑みても、当時「いけにえ」がもたらしたインパクトには凄まじいものがあっただろうなと、容易に想像出来た。