さんまの27時間テレビ

週末はお笑い漬けだったので、過去のものも含めていくつか書いておこうと心に決めました。

27時間テレビ。やっぱ、さんま元夫妻+鶴瓶のトークが圧巻だったなあ。その後、元夫妻の仲裁役が中居になった途端グダグダになり、険悪なムードのまま大竹しのぶ退場に至るまでを見て、改めて鶴瓶のトーク力って凄いんだなと思った。しかも、孫が生まれるというハプニングもあり、「大分前に離婚した元夫婦が、当時を振り返って言い争い」+「孫が生まれたばかりなのに、トークの仕事でテレビ局に足止めされている」という状況が重なったことで、結果的に神展開に。「孫に会いたいんじゃ!」って凄いツッコミだと思うよ。

理想的な関係を築いた「元夫婦」のサンプルケースだと思っていたさんま+大竹しのぶも、当然離婚に至るまでにはそれなりの経緯があるんだな、と、そこを包み隠さず映し出してみせただけでも、価値のある映像だと思いました。つーか、あの二人、生き方のテンポが全く合ってなくて、よく結婚できたなと逆に感心してしまった…。

あとは、おそらくガチで「乱入」した結果果たした、ダウンタウンとの共演も貴重な瞬間。「楽をしたい」という表向きの理由で、Hey!Hey!Hey!収録現場に突入した20時間以上経過してボロボロのさんまさんが、「楽になる」どころか、空気を壊せない特殊な状況下で、凄まじい瞬発力を見せて笑いを取りに行ってる姿を見て、感動したのと同時に「芸人」の業の深さを見ました。アレは、単に「ダウンタウンを無理矢理引きづり出したい」という博打的な行為だったのだと思うし、前日のたけしさんやいつものタモさんにも見られる「積極的に空気を壊して行こうとする気概」が一番前に出てきた瞬間だったのではないでしょうか。本当、ヤクザな商売だと思うよ。

きちんとガチで対応したダウンタウンも、なんだかんだで現場での筋力は凄まじいものがあるなと思ったし、本当に空気が壊れてグダグダになっていく中、それでも果敢に一本を取りにいくさんまさんの筋力と根性も凄かったよ。あの状況でも楽な方を取らずに、敢えて損な立ち回りをして死にに行くその姿勢にね、やっぱ凄みを感じてしまいますよ。

ラストのBeginの曲、名曲すぎるだろ…。