フォッグ

こちらはビデオで持ってた、ジョン・カーペンターの「霧」。「ミスト」が死ぬ程観たくて、既に半死状態なんですが、とりあえずこちらも同小説を原案にしているとのことだったので、観ておくかと。もう、大間違い。

owllightsのミヤナガさんはこの映画すっごい好きだと力説していたんですが、うーん…。でも好きなポイントは判る、すごく恐怖の描き方がウェットなんですよね。ホステル(これ欧米の恐怖物語の類型だと思うんだけど)みたいに、首スポーンみたいな突き抜け方をしていなくて、怪談物語のような…、ジトッと湿った映画。

でも、「霧」における「不条理」や「謎」が全く削ぎ落とされたドラマには、ガッカリを隠せなかったなあ。すっげー直球の判りやすい物語でした。死んだ海賊が、宝物返せーだってさ。これは全く日本っぽくない。