村上隆の16億

村上隆がまた話題になっているので、俺は何度だって言ってやる。何度だってだ。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1128134.html

2006年の村上隆の著作権絡みの事件は、村上隆の「価値」に致命的な大ダメージを与えたはず。その上で、まだこんな茶番が繰り広げられているのであれば、それは「現代芸術」「ファインアート」「芸術批評」の力は、絶対的に消滅してしまったのだと理解せざるを得ないよ。それとも、海外には伝わってないのかなあ。

http://www.hirokiazuma.com/archives/000214.html

この件に関する、東浩紀のコメントは非常に判りやすかった。僕も、村上隆はいけ好かないやつだし(それでバイアスかかってるかもしれんよ、それはすまん)、作ってるものにも全く共感できない、けれども、サンプリング〜パロディを「批評(そもそも現代芸術の価値って、批評の価値でもあるわけだから)」のフィルター越しに、現代芸術という大文字の価値まで押し上げるというゲームは面白いと思ったんですよ。それが、世間の評価でもあると思ってた。

でも、自らの道を否定するような事を自らするとは…。これで、彼の価値は地に落ちたと、本気で思っていたんですよね。

でもこれ。もう、現代芸術で頑張ってる人の気持ちをお察ししますよ。そ…それとも、そういう世界なの…?